菌が住みついてから発症するまでの時間を「潜伏期間」といいます。病気によっては数日という激しいものもあるし、何年も潜伏しているような気の長いものもあります。人間の周囲の環境は、いわば菌だらけ。周囲だけでなく体内もそうです。しかし何かの菌が入り込んでも、すぐ病気になるわけではありません。人体の抵抗力が強くて押さえつけいれば病気にはならず、何かの条件で抵抗力が小さくなると発病してしまう。
水虫の潜伏期間はまだ解明されていないようです。基本的に水虫菌それ自体は甚大な害をなす菌ではないので、たぶん潜伏期間もかなり長いのではと見られているようですが。また同じような状態であっても水虫にすぐなってしまう人もいるし、なかなか発症しない人もいる。水虫はまだまだ謎の多い病気なんですね。
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